「おあし」のはなし


「おあし」という言葉をご存知でしょうか?

「おあし」というのは「お足」と書きまして、「お金」という意味を持っております。

「お金」を「お足」と使うようになったのは、貨幣経済が発達した江戸時代なのだそうです。

私が「お足」を「お金」と認識しだしたのは、兵庫県宝塚市にございます摂津国八十八箇所第72番「真言三宝宗 清荒神清澄寺」にお参りをさせて頂いた折、そのお寺に従事されておられる方とのお話しからでございました。

当時の私は勤めていた会社が傾いた為に職を失い、なかなか次のお仕事にご縁が頂けず「やっとこ」お墓参りや神社参りを心掛けるようになりました。

宝塚市の清荒神町は父のゆかりの地にあたり、当時はとにかく仕事運を上げたいが為にお参りをさせて頂きました(笑)。



清荒神清澄寺内にある小さな祠の前でぼんやりとしていた私に、「どちらからお越し下さいましたか?」とご住職のおひとりにあたる方が声をかけて下さいました。

思いがけない事でしたが、平日でお人も少ないことが幸いした様です。

当時の住まいの最寄り駅と、参拝に至るまでのお話をさせて頂きました。

すると、「お足という言葉を知ってますか?」というご質問を頂きました。



時代劇好きの話しからはじまり「知ってます!」と先生の質問に嬉しく応えた小学生のような私に、「あなたは十分ご加護を頂いてますよ。ここへ足を使ってご参拝して頂くには、それこそ「お足」もあればこそです。」というお言葉を頂きました。

確かに、本当に大変なら交通費などをかけて、お参りをするどころではございません(笑)。



現在「パワーチャージ」という「運の貯金」ができるのは、「お足」もあればこそです(^-^)。

パワーチャージに出向かれた折には、運を上げるいう意識だけではなく、参拝できる事への感謝の気持ちも忘れてはいけないと思います。

そして、来月のスーパーパワーチャージでは「平和」への感謝と、「更なる平和」も祈願したいと思います。

「真言三宝宗 清荒神清澄寺」内は、神仏習合の名残りある賑やかな佇まいです。

よろしければ、是非ご参拝下さい(^-^)。

暮らしと風のかたち

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