欵冬華 ~ふきのはなさく ~
2017年1月20日(金)は「大寒」です。
大寒は文字通り「一年で最も寒さが厳しい時季」です。
「大寒」の朝に汲んだ水は、一年間腐らないと言われるほど雑菌が少ないそうです。
どれほど厳しく寒い時季かを思わせるお話ですね。
「大寒」の朝は、この清らかなお水を一杯頂くのも良いかもしれません。
さて、「大寒」は暦の中で「二十四節気」に分類されるのですが、この日は二十四節気を更に3つに分けた「七十二候」にあたる「欵冬華(ふきのはなさく)」という日でもあります。
「春を告げる蕗(ふき)という花が雪から顔をだす」という日です。
しかし、常用漢字で「ふきのはなさく」とはとうてい読めるものではありません。
こうゆう暦は中国で生まれ日本に渡り、江戸時代の暦学者が日本の気候に合わせてつくったのですが、美しい暦の表現ですよね。
現代では「キラキラネーム」が流行り、読みにくい名前が社会的な悩みの種になっておりますが、意外と先人たちのDNAが生んだ産物かもしれません。
蕗の花ではありませんが「春はもうすぐですよ」と励まされます(笑)。
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